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3Dとステレオ視

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今回はステレオ視について話そうかなと.
興味ない方はスルー推奨.

ステレオ視の前にまず3Dの話をしておきます.
3Dは3D映画や3DTVなどの台頭により,一般消費者にも馴染みつつある技術だと思います.

よく思うんですが,3Dって言葉,曖昧なんですよね.
3Dって飛び出るもの!っと思ってる方が大勢だと思います.
しかし,これまで一般的にコンピュータやゲームなどに用いられてきた3Dは飛び出てきませんよね?

つまり,


ゲームなどに用いられてる3Dと,映画やTVに用いられてるいわゆる「飛び出る3D」の意味は違います.


同じ言葉なのになんて曖昧なんでしょう.

そもそも3Dは3次元という意味で,X,Y,Z軸が存在するもののことを指してます.
ここまでは誰でもご存知だと思います.

次に,コンピュータやゲームに用いられてる3Dは,三次元コンピュータグラフィックス(3DCG)であり,コンピュータ内の仮想的な空間で3Dを表現し,それをレンダリングにより2Dに置き換えてモニタに表示しています.
これを行うことで,リアルタイムで光の反射処理や陰影処理ができ,リアルな映像が表現できます.

では,いわゆる「飛び出る3D」は3Dではないのか??

いいえ3Dです.

モニタから飛び出てくるように見え,間違いなく奥行き(つまりZ軸)が存在します.

要するに,


コンピュータ内部のデジタル世界だけで3Dを表現しているのがゲームなどの3D.
実世界のアナログ世界でも3Dを表現できるのが映画などの3D.

ということになる.

つまり何を言いたいかというと,「飛び出る3D」を3Dと言うのは紛らわしいからやめて欲しい!ということですw

正確に言うと,「飛び出る3D」は3Dを立体に見せる訳ですから,「立体視」と言うのが正しいと思うんです.


また,立体視にも様々な種類があり,今回の場合は両眼視差による立体視に当てはまるので,「ステレオ視」と言うのが正しいと思います.
(やっとステレオ視という言葉が出てきたw)

ステレオというのは2チャンネルというという意味です.
音でもモノラルとステレオって使い分けますよね.

今度の記事では,ではどうやってステレオ視を実現しているのかを話そうかと思います.

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